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      日本の山に登る・山を歩く
     
(撮影 : 1980年05月01日) 
  

 北ア ”常念岳 (2,857m)”        (長野県:松本市、安曇野市)
 
 
 常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,857mの山です。山体すべてが長野県に属し、常念山脈の主峰となっています。また日本百名山のひとつとなっています。 (ウィキペディアより)
 
 
常念岳の由来
 常念岳の由来は、坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたといわれています。 (ウィキペディアより)


  合戦沢ノ頭付近からの眺望     
  
東側から見た”大天井岳”    
 
 

 中房温泉 〜 ”燕岳” 〜 ”大天井岳” へ
 
 
 大天井岳(おてんしょうだけ)は、大町市、安曇野市(旧穂高町)、松本市(旧安曇村)の境となっている山らしく呼び名が多い。表題のほか「おおてんしょう」、「おおてんじょう」、「だいてんじょう」がある。けっこう立派な山容で、松本城の天守閣に似ていることから「おてんしゅかく」が「おてんしょう」に転訛したのではという命名説が一般的です。
 北の燕岳から槍ヶ岳へむかう表銀座コース中の最高峰(常念山脈も含め)であるが、喜作新道という北西を等高線沿いに巻く縦走路がつけられていて、槍へ急ぐ登山者は、この山の頂上を踏もうとしない。それは同山にとって不本意なことで、“おいおいそんなに槍へ急ぐなよ”と叫んでいるようである。 
(信州山岳ガイドHPより)
 
 
 
 
   
槍ヶ岳と月    穂高連峰を望む 食事も楽しいかな
 
 
 
 

 ”槍ヶ岳” の雄姿
 
 
 
 
 
 

 
 愛らしい 雷鳥さんを発見
 
 
 
 
 
 
 
常念岳山頂
   
 
 
 

 表銀座遠望
 
常念岳からの眺望(大天井(左)、横通岳(手前)と燕岳(奥)) 
 
 
 
大天井より穂高連峰を望む       
 
 

 ”常念岳”からの眺望
 
 
  < 常念岳>

 
仮説だが、もし松本市を中心とした安曇野の西にこの山がなかったら、主人公のいない単に高い山並みがあるという平凡さで終わっていよう。
 槍、穂高連峰の前山的存在である常念山脈の盟主だが、美しくも優雅なピラミッド型で、まさに安曇野のシンボル。日本百名山に入れた深田久弥は“北アの他の深山とは違って麓の風景とマッチしているところに、芸術家気質の人に親しまれる理由があるのだろう”と推測している。
 なにか坊さんのような名前だが、たしかに昔は常念岳といわずに常念坊といわれた。命名説5つのうち4つに僧坊がからんでいるので無理もないが、残る一つの雪形説も徳利をさげた坊さん(常念坊)だから、それほどまでに親しまれた山ということができる。 
(信州山岳ガイドHPより)

 
 
穂高連峰を望む (左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳
 
  
 
  
 

 北アルプス ”常念岳”  案内
  
 
 【日本百名山 深田久弥著 「56 常念岳」より】

 常念岳は北アルプスの他の深山とは違って麓の風景とマッチしているところに、芸術家気質の人に親しまれる理由があるのだろう。しかしいざ登ろうとすると里からは遠い。だから大ていの登山者は燕か大滝山からの尾根の縦走か、あるいは裏側の梓川べりから登るの常てある。
 松本から大町へ向って安曇野を走る電車の窓から、もしそれが冬であれば、前山を越えてピカリと光る真白いピラミットが見える。私はそこを通るごとに、いつもその美しい峰から目を離さない。そして今年こそ登ろうと決心を新たにするのが常である。

 
 
 
 
安曇野を望む 
 
          燕岳山頂にて 上高地バスターミナルにて
 
 
 
 
Yahho!地図より ■Zoom ■Zoom
 
 
 
 
後 記
 ゴールデンウィークの北アルプスは、天候に恵まれ残雪と青空の中、快適な山行となりました。今回は車好きのKさんにドライブを兼ねながら中房温泉まで送ってもらい。帰りは、上高地のバス停での待ち合わせと送迎付の山登りとなりました。
 初日は中房温泉でゆったりと温泉につかり、仕事の疲れを落としエネルギーの補給です。2日目の中房温泉からの登りは、残雪が多いため、締まった雪の上を直登となり、時間は相当稼ぐことができました。真っ白な槍の姿を見るのは、いつも感動ものです。大天井のキャンプ場にテントを張り、相棒と二人ウィスキーのお湯割りを飲みながら眠りにつきました。3日目、天気良好、穂高連峰が手に取るように見えます。しかし横尾山荘までの下りには足腰はガタガタになってしまいました。4日目、Kさんと上高地のバス停で会えた時は、互いの無事を祝い感動ものでした。Kさんありがとう。  (1980.5.4

 
【コース概要】     (1980.5.1〜4)
<初日>
 
横浜 ⇒(車)⇒中房温泉 有明荘(泊)
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<2日目>
→合戦沢の頭 → 燕山荘 → △燕岳(2762m) → 燕山荘 → △大天井岳(2921m) → 大天荘キャンプ場(泊)
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<3日目>

→ 常念小屋 → △常念岳(2857) → 蝶槍 → 横尾キャンプ場 → 徳沢園キャンプ場(泊)
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<4日目>

→ 上高地バスターミナル ⇒(車)⇒ 横浜
 
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