Ver.4-840 

 
 日本の花の中を歩く
         (日本の四季・お花の中を歩く)
[画像]  No.9    園原 ”月川のはなもも” を歩く
月川沿いに咲き誇る花桃を望む
 ”花桃の里” を歩く
 月川のはなもも
花桃の里(はなもものさと)
 南信州桃源郷
 長野県 下伊那郡阿智村 (あちむら)(旧清内路村)
  (撮影 2010.05.01)
 「花桃の里」は、阿智村園原にあります。旅館「月川」周辺と阿智川の両側沿いに1,000本ほどの花桃が植えられ、見事な景観をなしています。
 この園原の花桃の里づくりは、一人の男(渋谷氏)の熱い思い、10数本の植栽から始まり、今日に至っているとのことです。

 中央自動車道が貫いている「恵那山トンネル」の麓、園原ICの近くにこんなすてきな桃源郷がありました。
(Size : 1,630KB)  月川と花桃の風景 花桃の里の風景
 満開の ”花桃” の中を歩く(1)
満開の花桃の中を歩く
      
 満開の ”花桃” の中を歩く(2)
 国道256号沿いに続くハナモモ並木は、一本の枝から赤・白・桃の3色に咲く珍しい種類で、素晴らしい眺めです。戦後、一人の男性が種を拾って来て植えたことから始まり、今では数千本もの苗木を全国に分けるほどになりました。桜や梅とは違ったほんわりした味わいの桃の花が村の山際に咲き乱れる様は、中国の陶淵明の「桃花源記」で語られるユートピアの「桃源郷」を思わせます。    (信州とっておき情報HPより)
月川に咲き誇る花桃
 満開の ”花桃” の中を歩く(3)
    
 満開の ”花桃” の中を歩く(4)
月川に泳ぐ鯉のぼりを望む
 
      
 満開の ”花桃” の中を歩く(5)
【花桃とは】

 桃の木には、食用の「実モモ」と、花を楽しむ園芸用の品種の「ハナモモ」の2種類があります。ハナモモにも実はなりますが、小さくて食べられません。
「実モモ」の花はその名の通り桃色(ピンク色)で桜や梅に似ていますが、「ハナモモ」の花はより大きくて八重桜に似たものが多く、色は、桃色の他に白・赤などがあります。
昔から「お花をあげましょ桃の花♪」と歌われ、旧暦のひなまつり=桃の節句の花ですが、春の遅い信州の山間地では、桜の咲いた後のちょうど連休頃に見頃になります。
   (信州とっておき情報HPより)
■ 桃源郷の風景 ■
     
 那智村園原 ”花桃の里” 案内
  園原の「花桃の里」づくりは、この地に住む、渋谷秀逸さんが過疎地である集落を「自慢出来るような集落にしたい、そして愛着をもって若い世代が住み続けられるようにしたい」との熱い思いから始まったとのことです。
 平成3年に10数本で始まった花桃の植栽は、人々の共感をよび仲間や住民が加わり約1000本まで増え、現在では村の大きな観光資源となっているとのことです。
    
(信州とっておき情報HPより)
観光の中心地、駐車場付近の様子
     
           
Yahoo!地図より ■Zoom ■Zoom
後  記
 恵那山登山を計画し東京からのアプローチで中央高速の園原ICを知りました。東京方面からは利用できないICであることと、”どんな園”なのだろうかと思っておりました。
 登山の当日、恵那山の登山口に向け車を進めていると、突然目の前に鯉のぼりの泳ぐ桃源郷が現れました。朝早いため、人一人いない、花の中を歩き初めて見る花桃の群生に感激しました。

 帰り道、車を止めじっくりと月川を散策しました。川沿いに咲き誇る花桃を眺め上流へ上流へと歩きました。途中すれ違う小学生が大きな声で「こんにちわ」とあいさつをしてくれます。この村の月川と花桃の景色、村の人々とまことに気持ちの良いところでした。
  (2011.06.29)


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