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[画像]  インド共和国 世界文化遺産  ”フマーユーン廟”
  
  
  
  
  
  
  
  
ムガル帝国の第2代皇帝 ”フマーユーン墓廟” を訪れる (ニューデリー)
 
 フマーユーン廟
 世界文化遺産
 (1993年登録)
 インド
  ニューデリー ニザームウッディーン地区
  (撮影 2014.11.22)
 フマーユーン廟は、インド共和国の首都デリーにあるムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの墓廟です。インドにおけるイスラーム建築の精華のひとつと評されています。タージマハルは王が亡き妻に贈った愛の墓廟。これに対して、フマーユーンは王妃が亡き夫のために築いた墓廟とのことです。

 フマーユーン廟はペルシア美術とインド美術を融合させて生まれたムガル美術のさきがけであり、約100年後に建築されたタージマハルのモデルとなっているとのことです。   (ウィキペディアより)
(Size : 1,721KB) 
フマーユーン廟、白大理石のドーム屋根を望む フマーユーン廟を望む
 


 ”フマーユーン廟” に入園する
 
■ フマーユーン廟の入口です ■
フマーユーン廟の入口横にあります案内版です フマーユーン廟の入口を進む
 


 フマーユーン廟にて (1)
 

 フマーユーン廟はフマーユーンの妻ハミーダ・バーヌー・ベーガムが8年の歳月をかけ、1572年に完成させました。

 入園すると正面に巨大な廟を見据える庭園門に出ます。庭園門から噴水の向こうに見える左右対称のフマーユーン廟はアーグラのタージ・マハルを彷彿させる美しさです。緑豊かな庭園に囲まれ、高さ47メートルの赤い廟は訪れる人々を圧巻させます。

 フマーユーン廟はペルシャ人の建築家ミーラーク・ミールザー・ギヤースの指揮のもとに、贅を尽くしたその工事は皇帝の死後9年目に完成したとのことです。一説では、帝の没後9年目に工事が始まり、後継者アクバル帝(在位 1556〜1605)の治世の 14年目に完了をみたともいわれています。
                                 
(インド永住。comより)
■  フマーユーン廟、四分庭園西門にて  ■
フマーユーン廟、四分庭園西門を目指して進む フマーユーン廟、世界遺産登録案内版です。四分庭園西門入口横にありました
  


 フマーユーン廟 (2) 
 
■ 正面から見たフマーユーン廟。見事までな左右対称に造られています ■
     
  
四面同等の四分庭園を望む。庭園は水路によって田の字形に仕切られています。(正面は四分庭園西門です)
 


 フマーユーン廟にて (3)
 
フマーユーン廟、基壇への登り階段にて
階段は思いのほか急でした。手すりが完備され安心して登り降りすることがてきます
フマーユーン廟、基壇にて
四分庭園と水路を望む フマーユーン廟より、四分庭園西門を望む


 フマーユーン廟にて (4)
 
■ 建物は一辺 90メートルの基壇の上に、中央墓室を 4つの正方形の墓室が対角上に取り巻く形で建っています ■
  
建物内は全部で5つの八角形の組み合わせで構成されています 中央墓室を望む(フマユーン帝の模擬石棺です。本物は地下室にあるとのことです)
ドーム内部の様子です(1) ドーム内部の様子です(三兄弟の墓室にて) ドーム内部の様子です(2) ドーム内部への出入口です
■ 赤砂岩に白大理石を組み合わせた華やかなデザインとなっています ■
  
 


 フマーユーン廟  案内
 
【フマユーン廟の建築】

 1565年、ムガル帝国の王妃ハージ・ベグムは、非運のうちに死んだ夫のために帝国で最大にして壮麗な廟をヤムナー河の近くに建設することを命じた。のちのタージ・マハル廟にも大きな影響を与えることになるこの廟建築は、ペルシア的な造形言語を基本にしながら巧みにインド化している。周囲の庭園もまた、ペルシア的な「チャールバーグ(四分庭園)」の形式の最初の大々的な実現であった。インドの首都において、これはムガル帝国の威光を最もよく伝えるモニュメントである。時代が下って、シパーヒー(セポイ) の反乱後、凋落したムガル帝国の終焉をフマユーン廟は象徴することになる。帝国の最後の皇帝はこの廟の中で捕らえられるのである。
                          
(神谷武夫氏、「デリーのフマユーン廟」より)

 
■ 遠足なのか、沢山の生徒がフマユーン廟を訪れていました。カメラを向けるとサッと駆けよってきました。愛くるしい少年たちでした ■
  
 庭園より、フマユーン廟を望む 四分庭園の様子です、正方形の水路が見事に描かれていました
  
  
フマーユーン廟、四分庭園西門を望む。観光客がどんどん増えてきておりました フマーユーン廟にて
  
  
フマユーン廟基壇の様子です フマユーン廟基壇より、四分庭園を望む ”フマユーン廟”にて フマユーン廟の出入口です
 
  
 
Google地図より Google地図より地図より(■カーソルセットで写真表示) Google地図より地図より(■カーソルセットで写真表示)
  
 
           
後   記   
 フマユーン廟は、妻が亡き皇帝(夫)の思い出のために造った墓廟とのことです。四分庭園を始めシンメトリーの美しさが際立った建物でした。バランスのとれた美しさが伝わってくるところでした。。

 バランスのとれた造形美については個人的には大変好きな物の一つです。このフマユーン廟を目の当たりにしてその美しさを実感することができました。

 当日、土曜日ということもあり、小中学の生徒が沢山訪れておりました。カメラを向けると自分を映してと駆け寄ってきたり、人なつっこい愛くるしい生徒たちでした。これもインドの大きな思い出の一つとなりました。    
(2015/1/29)

 
左右対称の美しさが際立つ、フマユーン廟)を望む
 


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