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      ( エジプト共和国 )
  
  
    
[画像] 世界文化遺産 ”イシス神殿” を訪れる
  
  
  
  
  
 
 
  

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 1.エジプト ”イシス神殿” を散策する
 
     
     
 イシス神殿
 (いしすしんでん)
 世界文化遺産
 「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」として
 1972年11月登録(世界遺産条約成立・登録)
 エジプト南部、スーダンとの国境近く
 (撮影 2016.11.21)
 イシス神殿は、エジプト南部、アスワン近郊にあるヌビア遺跡にある神殿です。イシス女神を祀る神殿です。現存する神殿はプトレマイオス朝時代に建設されその後ローマ時代にわたって増築が行われてきたものです。

 4世紀末にテオドシウス1世が、帝国内の全ての古代神殿を閉鎖しようとしたとき、フィラエ神殿は抵抗を続け、453年に条約が締結され、周辺地域の宗教的自由が保証され、条約は約100年間守られたとのことです。
 550年に東ローマ帝国のユスティニアヌス1世によりフィラエ神殿は閉鎖されました。閉鎖後は、4つのキリスト教会として再利用されました。

 アスワン・ダムの建設により、半水没状態でしたが上流のアスワン・ハイ・ダムの建設を機にユネスコにより1980年、フィラエ島からアギルキア島に移築、保存されることになりました。現在はアギルキア島をフィラエ島と呼んでいます。
   (ウィキペディアより)
(Size : 5,731KB) ”イシス神殿”入口より、列柱・第一塔門を望む イシス神殿、本殿にて






 2.エジプト ”イシス神殿 フィラエ島” を目指す
< イシス神殿の移築 >

 1960年エジプト・ナイル川流域にアスワン・ハイ・ダム建設計画が持ち上がります。
ナイル川流域は、古代より頻繁に氾濫していました。しかし、そのおかげで流域は肥沃になり、古代エジプト人によって一大文明が築かれました。

 イシス神殿も、他のヌビアの遺跡群同様、アスワン・ハイ・ダム建設計画によって水没する運命にありました。移築前、イシス神殿のあったフィラエ島は、イシス女神の聖地であり「ナイルの真珠」と称えられる美しい小島でした。現在、イシス神殿のある島は、フィラエ島に地勢がよく似たアギルキア島。ユネスコは、移築に際して島の環境をフィラエ島とそっくり理に再現し、島の名前も「フィラエ島」と改名しました。   
(世界遺産オンラインガイドより)
 
 
イシス神殿観光の基地、ボート乗り場を望む
イシス神殿への入場口(ボート乗り場)です。この先に入場口はありませんでした イシス神殿に向かうボートの様子です。波もなく滑るように進みます
   
 
ボートより、イシス神殿を望む イシス神殿を望む (写真右側が神殿の入口です。
右から第一塔門・誕生殿・第二塔門・本殿と続きます)
イシス神殿入口の列柱部分(回廊)をナイル川より望む
 

イシス神殿を望む

イシス神殿は歴史上の美女クレオパトラの父プトレマイオス12世が築いた神殿です。ボートは神殿にどんどん近づいて行きます
 3.イシス神殿 ”神殿入口 第一塔門” を望む
< イシス神殿について >

 イシス神殿は、古代エジプトの神オシリスの妹であり妻でもある女神イシスに捧げられた神殿です。紀元前3〜紀元前4世紀のプトレマイオス朝時代に建てられました。神殿の壁面には、神々の姿を描いたレリーフが残っており、ナイルの水源の図など女神イシスの神性を表すレリーフ等があり、古代エジプトの信仰が残った最後の神殿です。   
     (世界遺産オンラインガイドより)
           
イシス神殿、第一塔門を望む。紀元前380年の建造物にはとても見えない威厳があります
イシス神殿、第一塔門前と列柱を望む イシス神殿、第一塔門前より左右の列柱を望む
第一塔門から第二塔門への入り口です。奥に見えるのが第二塔門です 第一塔門入口、右側の回廊上部の彫刻です。羽が美しく彫られています
第一塔門を望む。広場もすべて石造りです
 
第一塔門入口より、右側を望む。回廊のようになっています 第一塔門より、神殿入口方面の列柱の内側(回廊)を望む
イシス神殿、入口を望む(1) イシス神殿、入口を望む(2) 神殿入口より、第一塔門の列柱を望む
 
イシス神殿第一塔門からの景色です。左右にはライオン?がいます
 






 4.イシス神殿 ”第二塔門” を望む
 

イシス神殿、第二塔門を望む。この先が本殿となります
イシス神殿、本殿への入口です
 
第二塔門前より、第一塔門を望む。第一塔門の様子が良くわかります 第二塔門、右側のレリーフを望む
   
第二塔門、左側の列柱です 第二塔門、右側の列柱です
 
 5.イシス神殿 ”本殿” にて
 
本殿入口にあります列柱です。係員もにこやかでのんびりしていました
 
本殿入口前の列柱です 本殿のレリーフを鑑賞する、沢山の観光客です
本殿の素晴らしいレリーフです(1)  本殿の素晴らしいレリーフです(2)
   
 神殿最深部、至聖所にて
 イシス女神が椅子に座り、赤ん坊のホルス神を抱いて母乳を飲ませているレリーフです 

 イシス女神が、子供のホルス神に母乳を飲ませているレリーフです。イシス女神の顔は異教徒により削れてしまったとのことです
(◆カーソルセットで写真が拡大します) 


幾重にも仕切られている、本殿の様子です




本殿の素晴らしいレリーフです(3)
   
 






 6.エジプト ”イシス神殿” にて
 
正面のナイル川に鉄柱が見えます。ここに移設前のイシス神殿があったとのことです
 
 
正面奥はローマ時代の建築物、トラヤヌス帝のキオスクを望む ナイル川の底に沈んだ移設前のイシス神殿のあった場所を望む
イシス神殿、桟橋を上ると最初に目に入る風景です トラヤヌス帝のキオスクを望む イシス神殿、第二塔門を横から見た景色です イシス神殿、第二塔門と本殿を横から見た景色です
 7.エジプト ”イシス神殿” にて
 
イシス神殿の玄関口、船着き場を望む。沢山のボートが見えます
 
 
イシス神殿、桟橋より神殿方面を望む イシス神殿、船着き場の桟橋を望む
神殿観光後の帰りのボートではアクセサリーの販売が
あります。無造作におかれたいろいろなアクセサリーです
イシス神殿行きボート乗り場のお土産さんです イシス神殿行きボート乗り場の出口(左側)です
   
ボート乗り場のお土産さんで見つけました。見事な色彩です
ボートに乗り神殿(フィラエ島)を後にします ボート乗り場のお土産屋さんです イシス神殿、第一塔門前にて ボート乗り場のお土産屋さんです
google地図より google地図より(■カーソルセットで写真表示) google!地図より(■カーソルセットで写真表示)
   
 
  (後 記)  
       
   イシス神殿は、古代エジプトの信仰が残った最後の神殿とのことです。アスワンハイダムの建設により、水没の運命にありましたがユネスコにより、近くに島に移築しました。個人的には、アブシンベル神殿同様世界遺産発祥の地と思い観光してまいりました。

 ナイル川に浮かぶ神殿は、離れたところから見ると、どこかヨーロッパのお城のような感じがしました。しかしこの神殿は紀元前400年に建てられたもの、神殿に近づくと大きく刻まれた神々の絵、レリーフがありました。これがエジプトの歴史・文化なのかと、日本の神社との違いを思わず考えさせられました。

 第一塔門など明るい日差しの中、塔門そのまま移築したのではないかと思えるような出来栄えでした。またイシス神が、子供のホルス神に母乳を飲ませているレリーフでは赤ちゃんのホルス神への母親の子供への愛は今も昔も変わらない、良く描かれていると思いました。ほかのレリーフでは、子供のホルス神は結構大きくて母乳でおやつをあげているように思えました。だたエジプトの当時の生活が垣間見れたシーンと思いました。
 神殿内部のレリーフの多さ、美しさには驚かされました。各部屋のレリーフ一枚一枚にはすべて物語があり、それが理解できないのは残念でしたが、ただただ驚かされるばかりでした。      (2017.5.25)

 
     
 







  お気に入り写真




ナイル川を望む。イシス神殿に向かうボートからのナイル川眺めです




イシス神殿入口より、第一塔門・列柱を望む




写真右側が神殿の入口にあたります。右から第一塔門・誕生殿・第二塔門・本殿と続きます




イシス神殿、第一塔門右側のレリーフです






イシス神殿、本殿のレリーフです



ナイル川に浮かぶ、イシス神殿望む







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