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      日本の山に登る・山を歩く
大菩薩峠より大菩薩嶺(雷岩)方面を望む
   
  

 奥秩父 ”大菩薩嶺 (2,057m)”                  (山梨県:甲州市) 
 
 
 大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市(旧塩山市)と北都留郡丹波山村に跨る標高2,057mの山である。奥秩父山塊に位置し、大菩薩連嶺の主脈を構成している。日本百名山の一つに選ばれている。
 名称の由来は、源義光(新羅三郎義光)が後三年合戦の際に軍神の加護を願い「八幡大菩薩」と唱えたこと、また、観音菩薩が祀られていること、などのいわれがあります。(ウィキペディアより)
 
レンゲツツジと雷岩方面の尾根を望む
 
 
大菩薩峠     d大菩薩峠(石版)より雷岩方面を望む   
 中里介山の『大菩薩峠』は、次の書き出しで始まっています・・・。

「大菩薩峠は江戸を西に距(さ)三十里、甲州裏街道が甲斐国東山梨郡萩原村に入って、その最も高く最も険しきところ、上下八里にまたがる難所がそれです。」

 
 
 

 石丸峠から”熊沢山”へ
 
 
  大菩薩峠は江戸時代までは武蔵国と甲斐国を結ぶ甲州道中の裏街道であった青梅街道の重要な峠として利用され、青梅街道の最大の難所でもあった。峠を越えると街道は北都留郡丹波山村を通過する丹波山通と小菅村を通過する小菅道に分かれ、武州川野村(現在の東京都西多摩郡奥多摩町)で再び合流した。峠より以西では、両村からの米や塩、木材など物資の輸送にも利用された。現在の峠は近年に認定されたものであり、江戸時代からの街道としての旧峠は賽の河原という地名で残っている。(ウィキペディアより)
 
熊沢山より小金沢山(右)を望む

石丸峠への登山道

稜線より大菩薩湖を望む

 石丸峠(大菩薩嶺、小金沢山分岐)
  
 

  

大菩薩峠のお地蔵さん 

熊沢山と大菩薩峠

雷岩を望む
 
 
 

 ”サラサドウダンツツジ”                           
 

熊沢山山頂付近の登山道で撮影
 

  

拡大 (雷岩手前で撮影)
 
 

 
 ”大菩薩峠” を望む
 

 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)は、山梨県甲州市塩山上萩原(旧塩山市)と北都留郡小菅村鞍部の境にある峠。標高1,897m。この峠から稜線を北へ辿れば大菩薩嶺がある。国中方面からは、萩原越や大菩薩越、青梅通とも称されていました。

中里介山の未完の大河小説『大菩薩峠』で広く知名度があり、1954年(昭和29年)には記念碑が立てられ、介山祭も開かれています。(ウィキペディアより)   

 
大菩薩嶺頂上
稜線より菩薩湖を望む       
 
 

 登山道で見つけた ”お花”
 
 
 
ギンリユウソウ(銀竜草)
ウマノアシガタ
  ニョホウチドリ
 
 
 
 

 大菩薩嶺 ”雷岩”を望む
 
【後記 (1)】 

 気象庁のピンポイント予報を参考に梅雨の谷間を狙い、大菩薩嶺に行って来ました。今は昔と違い甲斐大和駅からのバスで入山でき、便利になっています。
 今回は、今まで歩いていないコースということで、石丸峠から入山し、裂石に下山しました。
 石丸峠登山口でバスを下車し、笹やぶと樹林帯の登山道を登る。林道を横切り、やがて尾根へ。振り返れば、大菩薩湖がくっきりと見えます。
 当日の天気予報は晴れ、たしかに薄日がさし、空気はヒンヤリとしてとても気持ちが良い。しかし眺望は薄モヤがかかり、まるっきりダメ、期待した南アルプス、富士山は残念ながら何も見えずじまいです。やはり梅雨の時期は難しい。
 熊沢山の頂上近くで大休止をとり、緑の稜線の美しさを楽しむ。ここから大菩薩峠までは、20分位、途中サラサドウダンツツジの絨毯の上を(上記写真参考)歩き大菩薩峠へ到着。  
(つづく)
 
 目のさめるようなあでやかなレンゲツツジが咲いています
 
雷岩にて
曇りのため遠望きかず
 
 
 

 ”大菩薩峠”及び”大菩薩嶺” 案内
  
 【 日本百名山 深田久弥著 「70 大菩薩嶺」より 】
 
 大菩薩峠が大勢の人に親しまれるようになったのは、その名前の文学的魅力だけではない。初心者にとってまことに恰好な山だからである。東京から日帰りが出来るし、いろいろ変化のある安全なコースが開かれているし、展望はすばらしく雄大だし、それに二千米の高さの空気を吸うことができる。
 峠から大菩薩岳(嶺:れい)にかけて甲州側は広々とした明るいカヤトで、そこに寝ころんで富士や南アルプスを眺めているのは、全くいい気持ちである。
 頂上までは峠から四十分位で達せられる。この連嶺の最高峰である。「嶺」という字は「とうげ」と読まれて、以前は大菩薩嶺とは大菩薩峠をさす名称であったらしいが、今はその名前は最高峰に移されて、ハイカーの間では略して「れい」とよばれている。

 
大菩薩峠のお地蔵様
 
 
甲武大和駅前にて      大菩薩峠 雲峰寺(裂石)  大菩薩嶺頂上


イワキンバイ


   


  


    
 

Yahho!地図より

■Zoom

■Zoom
 
 
 
後 記 (2)
 
  大菩薩峠から雷岩までの尾根歩きはまことに気持ちが良い。さわやかな風を受けながら開放感あふれる尾根歩きです。標高2,000mの標識を過ぎ、サラサドーダンツツジの群生をなかめながら雷岩に到着。
 雷岩横には、あでやかなレンゲツツジが咲いており、登山者の目を楽しませてくれる。ツツジの花と眼下の景色を楽しんだ後、大菩薩嶺へ向かう。樹林帯を進んで行くとちょっとした空間がある。ここが大菩薩嶺である。標識でもないと見過ごしてしまうような場所である。風通しも悪く、うっそうとしている嶺を草々と退散する。
 丸山峠まで下山する。樹林帯のなかで”ギンリュウソウ”を発見する。丸山峠で遅い昼食をとり、裂石までの下山を開始する。登山道は土が流され大きな岩が残り段差が大きく非常に歩きにくい箇所が多々有り、両足の太ももはパンパンとなった。

 大菩薩嶺は、初心者でも天候に恵まれた日に登ると素晴らしい景色を堪能できる山です。そして、誰でもが登山好きになる山です。これから山登りを始める人には、ぜひお薦めする山の一つです。 

 
 
 
石丸峠から大菩薩嶺へ コース概要
日程 2009年7月5日 ●交通(行き)  松戸(電車) ⇒ 甲斐大和駅(バス)(8:10) ⇒ 石丸峠登山口

●行程
 石丸峠登山口(9:00) → (石丸峠) → △熊沢山(10:20) → 大菩薩峠(11:00) → 雷岩(11:40) → ▲大菩薩嶺(2056M)(12:00) → 丸山峠(13:25) → 芦倉沢:ゲート(14:30) → 裂石:大菩薩峠登山口(14:50) 
  
●交通(帰り)
裂石:大菩薩峠登山口(14:52) (バス) ⇒ 塩山駅(15:40) ⇒ 新宿駅(17:07) ⇒ 自宅
山名 大菩薩嶺
山域 奥秩父
入/下山地 石丸峠/裂石 
メンバー 単独
メモ <行き>甲斐大和駅
<帰り>塩山駅
 
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