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      日本の山に登る・山を歩く
   
  

 万三郎岳を中心とする ”天城(連)山”
 
 天城山(あまぎさん)は、静岡県の伊豆半島の中央部に峰を連ねる火山性の連山の総称です。最高峰の万三郎岳(1,406m)、万二郎岳(1,300m)、遠笠山(1,197m)等の山々から構成される。天城連山と表記されることもあります。 (ウィキペディアより)
 
万三郎岳〜万二郎岳からの眺望
 
日本100名山に選定
  深田久弥著の「日本百名山」では、「73 天城山(1407米)」で紹介されています。



  ”天城山隧道”の記念碑と案内板   重要文化財 ”天城山隧道”
天城峠(638m) 
旧トンネル北口園地 天城峠へ 天城峠
 
 

 モリアオガエルの生息地 ”八丁池”
 
  『八丁池は、天城主稜線の池の西と青スズ台の間の標高1175mのところにあるカルデラ湖で、周囲が八丁(860m)あることからこの名が付きました。出て行く川も、入ってくる川もなく、周りの山に降った雨水で水位が保たれています。スズタケに覆われているので青スズノ池とも呼ばれ、モリアオガエルの生息地としても知られている。秋は紅葉の名所で11月の上旬はハイカーで賑います。白壁荘だより、天城百話より) 

青空の中、静寂に包まれた池には、うるさいほどのカエルの鳴き声が響き渡っていました。

 
 
 
   
 
 
 

 ”万三郎岳” と ”万二郎岳”
 
万三郎岳山頂からの風景
 
万三郎岳山頂 手前アセビトンネル(馬の背)、奥が万三郎岳 万二郎岳山頂
 
 
  天城山はシャクナゲ、アセビ、ヒメシャラ、ブナなどの植物で著名である。万二郎岳 - 万三郎岳間の「馬の背」と呼ばれる尾根にはアセビの樹林の中を登山道が通る「アセビのトンネル」がある。また、万三郎岳の山頂近くにはシャクナゲが多くあり、シャクナゲの開花期には多くの登山者で賑わう。 山頂は樹林に囲まれてあまり展望は開けないが、登山道からは展望が得られる場所もある。(ウィキペディアより)
 

 
 登山道脇で見つけた樹木と草花
 
 天城山には、沢山の樹木と草花が咲いていました。天城峠から向峠ハイキングコース(天城縦走路)で八丁池の途中には大きなワサビ田があり、ワサビは白い花を咲かせ日差しをサンサンと浴びていました。また八丁池の手前では、むせかえるようなアセビの花が一面に咲いていました。特にヒメシャラの木にはびっくさせられました。この木は何ともいえない独特の美しさをもっていると思いました。
 
 
ヒメシャラ【姫沙羅】
 登山道の脇人は、赤茶色ののきれいな木肌をもつヒメシャラが沢山生えています。ヒメシャラの美しい木肌は格別に人見を引きます。


   
 
 
 
 
 

 アセビ樹林の中の登山道
 
アセビのトンネル(万三郎岳にて) (■Zoomでガイド板) 
 
 八丁池付近で咲いていたアセビの花   


(満開のアセビの花)
 
 
ぶな原生林 ワサビ田 ヒメシャラの樹林帯
 
 

 天城山より、富士山を望む    
 
  天気が良ければ、南アルプスまで見渡せるとのことですが、残念ながらうす曇の中、富士山がぽっかりと浮いている状態でした。朝7時に来て撮影タイミングを待っているという、アサペン6X7Uを抱えたカメラマンに話を聞きましたが、「今日はダメ、やはり寒い時期でないと難しい」と話されていました。富士山の高度感もあり、眺めとしては、良いポイントと思いました。
 
 
  
 

 伊豆半島 ”天城山”  案内
  
 【日本百名山 深田久弥著 「73 天城山」より】

天城のいいことの一つは、見晴である。煙を吐く大島を初め、伊豆七島がそれぞれの個性のある形で浮かんでいる海が眺められるし、いつも真正面に富士山が大きく立っている。全く大きい。天城の写真といえば、大てい富士山が取り入れられてある、それくらい天城にとって欠くことのできない風景である。山の好きな人だったら、富士山の左に遠く南アルプスの山々が連なっているのを見落とさないだろう。
 
 
 
万三郎岳山頂にて 八丁池のトイレ立派です
Yahho!地図より ■Zoom ■Zoom
 
 
 
後 記
 
 天城山へは、社員旅行での温泉とハイキングと宴会のセット、家族でのキャンプと何度か訪れていますが、山登りとしては、初めて行きました。天城山は、交通が発達し便利になった反面楽しさも減ったイメージでしたのでわざわざ行く程でもと考えていました。今回は、「天城山越え」ということで、どこまで歩けるかということで、でかけました。
 コース的には、急登など少なく、鶯の鳴き声を聞きながらブナ林の中を歩く感じで、気持ちの良い歩きのできるコースでした。尾根筋の歩きは見晴が今一つなのが残念でした。ここは、冬期間の空気が澄んでいるときに来れば、南アルプスまで見渡せ、富士山に出会えると思いました。次回はその時期に来たいと思います。 (2009.5.1)

【コース概要】
 修善寺駅 8:15(バス) ⇒ 天城峠バス停9:00 → 天城峠9:25 → 八丁池11:30 → 白田峠・戸塚峠12:45 → △小岳(1360m)13:15 → 
▲万三郎岳(1405m)13:45 → (写真撮影) → △万二郎岳(1299m)15:05 → 天城高原ゴルフ場15:40 → 天城台バス停(バス)17:19 ⇒ JR伊東駅18:08

 
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