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     ( 日本 1 法隆寺地域の仏教建造物 )
  
  
    
[画像]  世界文化遺産 奈良県 ”法隆寺” に参拝する
  
  
  
  
  
 
 

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 1.世界最古の木造建築物群 ”法隆寺西院伽藍” に参拝する
 
 法隆寺
 (ほうりゅうじ)
 世界文化遺産
 「法隆寺地域の仏教建造物」の一部として登録
 奈良県 生駒郡斑鳩町
 (撮影 2015.05.01)
 法隆寺(ほうりゅうじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町にある寺院で、聖徳宗の総本山です。別名は斑鳩寺(いかるがでら、鵤寺とも)、法隆学問寺といわれています。

 法隆寺は7世紀に創建され、古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院でもあります。創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から推古15年(607年)とされています。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。境内の広さは約18万7千平方メートルで、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群となっています。
            (ウィキペディアより)   
(Size : 2,840KB) 法隆寺、国宝”中門”を望む 法隆寺、国宝”五重塔”を望む


 
 2.法隆寺 国宝 ”南大門” にて
 
【法隆寺について】

  法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築として広く知られています。その創建の由来は、「金堂」の東の間に安置されている「薬師如来像」の光背銘や『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』(747)の縁起文によって知ることができます。

それによりますと、用明天皇が自らのご病気の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されましたが、その実現をみないままに崩御されたといいます。そこで推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継いで、推古15年(607)に寺とその本尊「薬師如来」を造られたのがこの法隆寺(斑鳩寺とも呼ばれています)であると伝えています。

現在、法隆寺は塔・金堂を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられています。広さ約18万7千平方メートルの境内には、飛鳥時代をはじめとする各時代の粋を集めた建築物が軒をつらね、たくさんの宝物類が伝来しています。国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして2300余点に及んでいます。

このように法隆寺は聖徳太子が建立された寺院として、1400年に及ぶ輝かしい伝統を今に誇り、とくに1993年12月には、ユネスコの世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されるなど、世界的な仏教文化の宝庫として人々の注目を集めています。     
(法隆寺 HPより)
 
 
■ 法隆寺、国宝”南大門”を望む ■
国宝”南大門”にて
■ 法隆寺、南大門より中門・五重塔を望む ■
 


 
 3.法隆寺 国宝”中門” を望む
 
法隆寺、国宝”中門”を望む
法隆寺、金剛力士像を望む
 
法隆寺、中門前より”東大門”を望む
法隆寺、世界文化遺産登録碑を望む。後方は、国宝”中門”です


 4.法隆寺 ”世界最古の木造建築群(国宝)” を望む
 
■ 法隆寺、左寄り国宝の金堂、中門、五重塔を望む ■
■ 法隆寺境内にて、正面は国宝”大講堂”です ■
法隆寺、国宝”回廊”を望む。長さは72m〜76mとなっています
【法隆寺 西院伽藍について】

 法隆寺、西院伽藍は南大門を入って正面のやや小高くなったところに位置しています。向かって右に金堂、左に五重塔を配し、これらを平面「凸」字形の回廊が囲んでいます。回廊の南正面に中門(ちゅうもん)を開き、中門の左右から伸びた回廊は北側に建つ大講堂の左右に接して終わっています。回廊の途中、「凸」字の肩のあたりには東に鐘楼、西に経蔵があります。以上の伽藍を西院伽藍と呼んでいます。

 金堂、五重塔、中門、回廊は聖徳太子在世時のものではなく7世紀後半頃の再建といわれていますが、世界最古の木造建造物群であることは間違いない。金堂・五重塔・中門に見られる建築様式は、組物(軒の出を支える建築部材)に雲斗、雲肘木と呼ばれる曲線を多用した部材を用いること、建物四隅の組物が斜め(45度方向)にのみ出ること、卍くずしの高欄(手すり)、それを支える「人」字形の束(つか)などが特色となっています。これらは法隆寺金堂・五重塔・中門、法起寺三重塔、法輪寺三重塔(焼失)のみに見られる様式で飛鳥様式とされています。       
(日本の世界遺産の楽しみ方 HPより)
 


 5.法隆寺 国宝”五重塔”を望む
 
 
【法隆寺 国宝五重塔について】

 法隆寺五重塔は、木造五重塔として現存世界最古のものです。初重から五重までの屋根の逓減率(大きさの減少する率)が高いことがこの塔の特色で、五重の屋根の一辺は初重屋根の約半分となっています。初層から四重目までの柱間は通例の三間だが、五重目のみ二間とする。初重内陣には東面・西面・南面・北面それぞれに塔本四面具(国宝)と呼ばれる塑造の群像を安置する(計80点の塑像が国宝)。この塑像に使用された粘土は、寺の近くの土と成分がほぼ等しいことから近くの土で作られたと推測されています。
 東面は「維摩経」(ゆいまきょう)に登場する、文殊菩薩と維摩居士の問答の場面、北面は釈迦の涅槃、西面は分舎利(インド諸国の王が釈尊の遺骨を分配)の場面、南面は弥勒の浄土を表す。北面の釈迦の入滅を悲しむ仏弟子の像が特に有名となっています。五重塔初層内部にも壁画(現在は別途保管、重文)がありましたが、漆喰が上から塗られたことなどが原因で剥落してしまっています。
 心礎(心柱の礎石)は、地下3メートルにあり、心礎内からは1926年にガラス製の舎利壺とこれを納める金製、銀製、響銅製の容器からなる舎利容器が発見されています。なお、舎利容器は、調査後、元の場所に納められています。
   (ウィキペディアより)   
 
国宝”五重塔”を望む
   
五重塔、基壇部分を望む 五重塔、入口を望む
法隆寺、境内を望む
 
 


 6.世界文化遺産 ”法隆寺” 案内
 
 
【法隆寺について】

 いつ覚えたかは定かではありませんが法隆寺といえば、正岡子規の

         『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』

が頭に浮かびます。

 この句は正岡子規が療養生活の世話、奈良旅行を工面してくれた漱石に対して、漱石の作である「鐘つけば 銀杏ちるなり建長寺」の句へのお礼の句であるといわれています。

 『法隆寺の茶店に憩ひて』と前書きがあり、法隆寺に立ち寄った後、喫茶店で一服して柿を食べていると法隆寺の鐘が鳴り、その鐘の音色に秋の訪れを感じた、というのがこの句に込められて正岡子規の想いとのことです。なお、この句でいう柿は大和名産の御所柿と考えられています。    (日本の世界遺産の楽しみ方 サイトより) 

 訪れたのは5月、残念ながらこの境地を味あうことはできませんでした。           
 

法隆寺、中門より南大門を望む


史跡 法隆寺境内にて



法隆寺門前(バス停)にて
法法隆寺伽藍配置図です
  
国宝”聖霊院”、聖徳太子がご本尊とのことです         
  
  
法隆寺東院伽藍、鐘楼を望む 法隆寺、案内板です 法隆寺、案内図です(上に拡大版あり) 法隆寺、回廊にて
  
  
 
Google Mapより(■カーソルセットで写真表示) Google Mapより(■カーソルセットで写真表示) Google Mapより(■カーソルセットで写真表示)
  
 
 
( 後   記 )

  奈良には何度か来ていますが、法隆寺は高校の修学旅行以来です。当時は仲間と「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と唱えながら観光した記憶があります。

 今回は、法隆寺が世界最古の木造建築であることをかみしめながら拝観しました。個人的には回廊が気に入りました。海外でも石柱、石造りによる見事な回廊もありますが、法隆寺の木造による回廊には落ち着きと静寂さがあり、本当に気に入りました。これが日本の良さなのかなと考えさせられました。

 これからはチャンスがあればどんどん訪れてみたいと思います。まずは柿の季節に・・・・。                                 
(2016/6/21)
 
 
 
法隆寺西院伽藍、国宝”中門”を望む
 
法隆寺西院伽藍、中門より東大門を望む
 
法隆寺、世界最古の木造建築群を望む。左より国宝、金堂、中門、五重塔を望む


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