|
|
|
【日本百名山 深田久弥著 「89 伊吹山」より】 |
東海道全線中これほど山の近くを走るところはなく、その中で私のいつもみとれるのは伊吹山の姿であった。それはボリュームのある山容で、すぐ目の前に大きくそびえている。
米原から北陸線に入って長浜のあたりでは、もっと余裕を持ってこの山を仰ぐことが出来る。のどかな近衛野を通ることに、藤村の詩「晩春の別離」の一説が私の口に浮かんでくる。
懐(おも)へば琵琶の湖の
岸の光にまよふとき
東胆吹(いぶき)の山高く
西には比叡比良の峰
それほど伊吹山は目立つ山であるから、古くから世に知られて歌や詩によまれた。『景行記』(けいこうき)の中に既に伝説が現れる。日本武尊が東征からの帰途、この山に妖神がいると聞き、それを退治に登ったところ、その化身の大蛇に毒を与えられ、麓の醒ヶ井の水を飲んで毒から醒めたが、ついに伊勢で亡くなったという。その伝えから頂上に日本武尊の石像が立っているが、尊にお気の毒なくらいみっともない作りであるのは残念である。
:
:
|
|
|
|
|
大嶽城より、伊吹山を望む。手前の尾根は、浅井長政の小谷城(跡)です。 |
|
|
|
|
5月の連休、沢山の登山者が登ってきます |
五合目(880m)に到着。飲み物の自販機があります |
|
|
|
|
|
|
伊吹山、登山道入口です |
「名水 ケカチの湧(ゆ)」、登山道入口付近にて |
伊吹山山頂にて |
山頂でのコーヒータイムです |
|
※「名水 ケカチの湧(ゆ)」 この湧水は伊吹山山頂(1377m)から直接湧き出ている水です。故事によりますと日本武尊がこの伊吹山に荒ぶる神々を征伐に来て逆にその毒気にやられた時この聖なる水を飲んで正気を取り戻したと言われ、それ以降「命の水」として上野区民や登山者の皆さんの活力水として知られています。 (現地案内板より) |
|
|
|
|
|
|
Yahoo!地図より |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
|
|
|
|
後 記 |
|
仕事の都合で大垣、垂井には何度も出かけましたが、伊吹山まで足を伸ばすことはできませんでした。ゴールデンウィークを利用しやっとの思いで出かけることができました。
遠くから眺める伊吹山は、セメント工場の採石により山肌が削られ、無残な姿をさらしていますが、登山口からのアプローチはゲレンデの草原の中、高山植物を眺めながらの登りでした。朝、早めの時間のため、可憐な花は閉じているのも有りましたが、下山時は満開の花を見せてくれました。
また、登山道からはさえぎるものがまったく無く、下界のすばらしい眺望の広がりを楽しみながら登ることが出来ました。ゴールデンウィークの晴天のもとでまことに気持ちの良いひと時をすごすことができました。 (2012.04.08)
|
|
|
内 容 |
コース概要 【登山口コース】 |
日程 |
2010年 5月 2日 |
●(行き) [5/1] (関ヶ原IC) ⇒ 20:00(道の駅) 伊吹の里 : [5/2] 5:50
-----------------------------------------------
[5月2日]
登山口駐車場(観光案内所前)5:50 ⇒ 登山口6:15 → (5合目)7:50 → (8合目)8:47 → 9:20▲伊吹山10:10 → (5合目)11:05 → 12:10登山口駐車場(観光案内所前)
-----------------------------------------------
●(移動)12:25 ⇒ 小谷城 |
天気 |
晴 |
山名 |
伊吹山 (いぶきやま) |
山域 |
伊吹山地(いぶきさんち) |
入下山地 |
伊吹山登山口(三宮神社) |
メンバー |
単独 |
メモ |
日帰り |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1合目(420m) |
2合目(580m) |
3合目(720m) |
5合目(880m) |
|
|
|
|
|
|
|
|
6合目(990m) |
7合目(1,080m) |
8合目(1,220m) |
伊吹山山頂(1,377m)一等三角点 |
|
|
|
|
|
|
|