Top
Ver.4 
世界遺産を訪ねる・歩く
(アンコール・ワット集)
[画像] タ・プローム寺院
  
 
  
  
  
 タ・プローム寺院
 タ・プローム寺院
 世界文化遺産 (1992年)
 カンボジア シェイムリアップ
 1186年、ジャヤヴァルマン7世創建 (撮影 2010.04.17)
  タ・プローム寺院は1186年にジャヤヴァルマン7世が母親のために作ったとされる寺院です。東西1km、南北700mものラテライトの壁に囲まれた広大な敷地の僧院に当時5000人余りの僧侶と615人の踊り子が住んでいたと碑文により伝えられています。遺蹟の建造物は破壊されたままの姿で、ガジュマル(スアポン樹)の巨木に飲み込まれ、自然の猛威を感じさせる寺院です。 (ウィキペディアより)  
(Size: 2,294KB) 
寺院を呑み込むスアポン(ガジュマル)の木 驚愕の自然の猛威・・・
  
  
 修復中の西塔門(観音菩薩像)
  
外周壁上の西塔門の観音菩薩像のアップです(バイヨンと同様に観世音菩薩の顔が四方に刻まれています)
  
  
寺院入口全景(内部より、観音菩薩像(四面像)) タ・プローム寺院の修復はインドが担当しています ラテライトの周壁(内部の壁)
  
  
  
 崩れ落ちた石材の散乱する内部
  
 タ・プローム寺院はひとつの都市のような仏教寺院遺跡です。寺院建築としては平面展開型でバイヨン様式に属します。長大なラテライトの外周壁に囲まれた広い敷地の内部は深い森である。その中にある寺院の幾重にも周壁に囲まれた中心部には崩れ落ちた石材が散乱し、榕樹が林立しています。
  
  
  
  
寺院内には崩れ落ちた石材が散乱しています
    
  
  
 インド国により修復中の寺院
  
  
第3周壁の”西楼門”全景(修復中のため立ち入り禁止)
  
  
散乱する石材と観光客
  
  
  
 寺院を呑み込むスアポン(ガジュマル)の木
  
 現地ガイドさんの話によると寺院を呑み込んでいるガジュマルの木は鳥が種を運び寺院の上から落したりした。これが成長し今日の姿になったとのことです。(現地ガイドさんより) 
  
  
  
  
    [画像] カーソルセットで写真拡大します
  
  
  
 寺院内のデヴァターと浅浮彫り
  
  
■カーソルセットでデヴァターがアップします
  
  
  
[画像] 写真拡大
  
  
  
    
  
  
 ”タ・プローム寺院” 案内
  
  
【タ・プローム寺院修復の難しさ】
 タ・プローム寺院はインド政府が修復計画を発表した(インドはタ・プロームの修復を担当している)。しかし、現在ここで議論が沸き起こっている。熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのかという議論である。一般に遺跡の修復というものは、崩れている石材を積みなおし、失われた部材は補充してかつての姿を取り戻すために、作業計画を立案する。しかし、タ・プロームから巨木を切り払い、崩れている石材を元に戻した場合、この遺跡の魅力はなくなってしまうのではないのだろうか。だがこのままほうっておけば、遺跡は跡形もなく崩れ去ってしまうかもしれない・・・・・。
  (ウィキペディアより) 
  
  
西塔門入口の観音菩薩像 寺院を呑み込むガジュマルの木(1) 寺院を呑み込むガジュマルの木(2)
  
 
ガイドさんを見てそのお客さんの国の曲を演奏していました。 何人乗りだろうか?
  
  
  
  
Google!地図より ■Zoom ■Zoom
   
後  記
 子供のころ(50年ほど前)見た冒険映画(テレビ)で密林のジャングルの中に崩壊した遺跡が現れ、石碑に樹木が生い茂り巨木の根が遺跡を呑み込んでいた。この記憶がズーと頭の中に残っていた。個人的には、この映画の場所がこのタ・プローム寺院と思っています。そんな思いもあり今回の寺院参拝(観光)は小さいころの夢の一つでした。
 寺院遺跡そのものより巨木に呑み込まれた寺院は、驚愕の景色でした。どの位の間自然のままの状態だったのだろうか。いろいろな思いをかみしめながら寺院を回ることができた。ガジュマルの根は寺院の石材の間に入りこんで、肥大化しながら遺跡を破壊していく。インド政府の修復と自然との調和に期待していきたい。
  (2010.5.9)
  
  
  

Topへ


Home                                            Back
Copyright (c) e-aruki All Right Reserved by Xinku Yingxing 無断転載禁止