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【 鎮座地 四神(霊獣)に護られた選ばれた土地】 |
青井阿蘇神社の鎮座地は、「南方の池は神様の姿を写すであろう、北方は人々の騒がしい生活を阻むであろう、東方の高く聳える城郭は猛族の進入を阻むであろう、西方にひろがる林は暴風や火災を防ぐであろうからこの場所は神を祀るに最もふさわしい場所なのである。」と、古い棟札に記されています。また別の見地から、風水思想の「四神相応(ししんそうおう)の地」として考えることができます。
四神とは、青龍(せいろう)・朱雀(すざく)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)という霊獣で、この四神に護られた池こそ富に恵まれ子々孫々まで繁栄する「未来永劫の吉祥の地」であるという考え方です。
東方を守護する青龍は川に棲み、南方を守護する朱雀は池に棲み、西方を守護する白虎は道に棲み、北方を守護する玄武は山に棲むとされていますので東に川、南に池、西に道、北に山で囲まれた地こそが四神に護られた地、すなわち四神相応の地なのです。
平安京の都は東に鴨川、南に巨椋池、西に大路、北に北山と四神相応の地につくられました。それから間もない12年後の大同元年に、東に球磨川・山田川、南に蓮池、西に大路、北に村山と平安京にも似た地形の場所に神社が創建されたのです。
1200年前に都と人吉球磨の考え方に差が無かったとうのは驚きです。 (青井阿蘇神社HPより)
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禊(みそぎ)橋を望む (■カーソルセットで青井阿蘇神社の境内見取図が表示されます) |
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青井阿蘇神社 禊橋より”楼門” を望む |
”国宝 青井阿蘇神社”碑 を望む |
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駐車場を望む |
弊殿を望む |
境内にて |
境内にある案内板です |
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Yahoo!地図より |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
■カーソルセットで航空写真の表示 |
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後 記 |
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青井阿蘇神社は、旅行雑誌を見て初めて知りました。九州の土地勘はあまりありませんでしたので、九州の中央部にある”国宝の神社”とはどういうものなのか興味を持ちました。
国宝ということだけで事前の知識も無いまま訪れてきました。茅葺の比較的小じんまりとした神社でした。ただ、その歴史は1200年前にさかのぼり、神社の建て屋(国宝指定)も400年前に建造されたものとのことです。当時の建物がそのまま残っていることは非常にめずらしいこととのことです。
また御神木の巨大さにビックリさせられました。地上1mで二股に分岐しているせいかもしれませんが、圧倒的な存在感が有りました。
最後に東北生まれの私には、九州の地の歴史の深さをを改めて感じさせてくれました。 (2012.06.09)
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