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第1集  世界文化遺産 富山県南砺市 五箇山 ”菅沼合掌造り集落” を訪れる
  


越中五箇山、菅沼合掌集落を望む
  
  
  
 
 


     < 白川郷・五箇山世界遺産一覧 >  白川郷(萩町集落) ・ 五箇山(菅沼集落) ・ 五箇山(相倉集落①) ・ 五箇山(相倉集落②)  


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世界文化遺産登録 ”白川郷・五箇山の合掌造り集落” 

( 世界文化遺産  1995年  月登録 )



「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は、富山県南砺市にある五箇山の合掌造り集落と、岐阜県内の庄川流域のみに存在する合掌造り家屋の集落である白川郷が対象の世界遺産です。1995年に世界文化遺産に認定されました。

 岐阜県内の庄川流域のみに存在する合掌造り家屋の集落である白川郷は、富山県南砺市にある「五箇山合掌造り集落」とともに、独特の景観をなす集落が評価され、世界遺産に登録されています。四季折々の顔を見せてくれる白川郷には、年間140万人が訪れる人気の観光スポットとなっています。
 また富山県南砺市にある五箇山合掌造りのうち、相倉(あいのくら)集落と菅沼(すがぬま)集落は、岐阜県内の庄川流域のみに存在する合掌造り家屋の集落である白川郷とともに、独特の景観をなす集落が評価され、世界遺産に登録されています。


1.荻町集落(おぎまちしゅうらく) ー白川郷(しらかわごう)ー
 庄川右岸にある荻町集落には、合掌造り家屋59棟をはじめ寺院本堂、庫裏、ハサ小屋、板倉などの伝統的建物とともに神社の社叢(しゃそう)、水路などが保存されている。合掌造り家屋は強風を受けないよう妻側を南北に向けて並んでいる。

2.菅沼集落(すがぬましゅうらく) ー五箇山(ごかやま)ー
 荻町集落から庄川を20kmほど下った右岸にある菅沼集落には、合掌造り家屋 9棟をはじめ土蔵や板倉などの伝統的建物とともに神社の社叢(しゃそう)などが保存されている。

3.相倉集落(あいのくらしゅうらく) ー五箇山(ごかやま)ー
 菅沼集落から庄川をさらに10kmほど下った左岸にある相倉集落には、合掌造り家屋20棟をはじめ寺院や神社、土蔵、板倉、神社の社叢(しゃそう)、畑の石垣、水路、旧道などが保存されている。


            (世界遺産オンラインガイド HPより)
        

 1.富山県五箇山 ”菅沼合掌造り集落” を訪れる
 五箇山 菅沼集落
 (ごかやま すがぬましゅうらく)
 世界文化遺産
 (1995年、白川郷・五箇山の合掌造り集落として登録)
 富山県 南砺市
 (撮影 2017.04.30)
 (作成 2021.05.22) 

 越中五箇山菅沼集落は、 富山県南砺市菅沼にある合掌造りの集落です。1970(S45)年12月4日国指定史跡に指定(上平地域)、1994(H6)年12月21日
重要伝統的建造物群保存地区に選定、そして1995(H7)年12月9日
世界文化遺産に登録されています。

 菅沼集落は庄川の谷あいにせり出した平坦地にあり、三方を庄川に囲まれ、もう一方は雪持林(ゆきもちりん)の茂る急斜面となっています。
 集落には現在12棟の家屋があり、そのうち9棟が合掌造り家屋です。これらの合掌造り家屋は江戸時代末期(19世紀前期~中期)に造られたものが2棟、明治時代に建てられたものが6棟、最も新しいものは大正14年(1925)に建てられていて、このころまで合掌造りの家が建築されていたことがわかります。
 五箇山は江戸時代、和紙や養蚕、鉄砲の火薬の原料である「塩硝(えんしょう)」が主な生産品でした。菅沼集落でもそれらを生産するかたわら、わずかな土地を利用した稲作と、なぎ畑と呼ばれる焼き畑農業で生活が行われていました。塩硝の生産は、明治になって加賀藩の庇護がなくなったことや安価な輸入品のために衰退してしまいました。
 菅沼は小さいながらも日本を代表する山村集落として、昔からの景観を変えることなく、訪れる人々に歴史を語り続けています。
       (南砺(なんと)市HPより)


(Size : 29,779KB) 五箇山民俗館を望む 菅沼合掌造り集落を望む
  




  2.五箇山 ”菅沼合掌造り集落” を訪れる



国道156号線より、菅沼合掌造り集落への入口です
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菅沼集落に入って行くところです 菅沼集落への入口です。右側は「お食事・お土産 与八」です
< 合掌造りについて >     

 五箇山の菅沼合掌造り集落と、相倉合掌造り集落。この2つの集落で見られる合掌造り家屋は、全国でも有数の豪雪地帯で暮らす人々の生活の知恵によって発達してきました。屋根の傾斜が60度もの急勾配になっているのは、湿った雪の重みに耐えるとともに、雪を滑り落としやすくするためです。雪下ろしの負担を軽くするための知恵といえるでしょう。

 合掌造り家屋の最大の特徴は、“茅葺き屋根”であり、その葺き替えには多くの人手と時間を要します。昔からその作業は、人々が互いに助け合う「結(ゆい)」という制度に基づいて受け継がれてきました。五箇山には、その心がしっかりと根付いているからこそ、現在の合掌造りの景観が守られているのです。

 茅葺きに使用する茅は、秋に刈り、雪垣にして冬を越すことで、春までに乾燥させるという流れで準備されます。茅葺き作業では、朝、結の人々が集まり、屋根をむく作業から開始。葺き替え前の茅を質によって選別し、質の悪いものだけをむいていきます。次に、茅の束を屋根の妻の隅に結束する「ハフジリ」、屋根の軒の部分を葺く「オジリ」、そして、一番広い屋根の面の部分を葺いていきます。こうして丸1日かけて屋根の葺き替えが終わります。
      (菅沼世界遺産保存組合HPより)




菅沼合掌集落を望む
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国道から集落への入口です 駐車場にて 菅沼集落の案内板です 合掌造りを望む
       

googleマップからの画像です。googleマップからコピーしました
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  (後 記)  
       
   マスコミに出る合掌造りは白川郷が多いためと思いますが、五箇山については、世界遺産に登録されるまでは知りませんでした。

 五箇山、菅沼集落は、山と山の合間の広地にポツンとある集落でした。のどかな農村地帯の日本の源風景が垣間見える場所でした。驚かされたのは、この地で火薬のもととなる硝石(塩硝)が造られていたことでした。加賀藩では「塩硝」と呼ばれ五箇山産の硝石を意味するとされていました。五箇山は剣山と渓谷に遮られ、他地域から隔離された地域で、塩硝の生産が秘密裡に進められていたとのことです。越中五箇山と呼ばれるのも加賀藩との深いつながりがあったからだと思いました。

 雪国育ちの自分は、この山と川に囲まれたこの地に、雪の季節、冬の厳しさ中に一度訪れて見たいと思いました。     
(2021.5.25)
 
     



世界遺産、菅沼合掌造り集落にて
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菅沼合掌造り集落、散策道の入口です
 





  3.五箇山 ”菅沼合掌造り集落” にて(1)



世界遺産登録碑より、集落を望む



「世界遺産菅沼合掌造り集落」世界遺産登録碑です



菅沼集落入口にあります、お食事・お土産の「与八」です



集落入口から入って左側にあります、「塩硝の館」です



水田の先にあります、中央はお土産屋さんの「かっぱ」、その右側は食べ処の「吾郎平」です



五箇山食べ処、ようござった「吾郎平」を望む



菅沼合掌造り集落にて
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 、
  4.五箇山 ”菅沼合掌造り集落” にて(2)



土産・お休み処 「あらい」にて
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土産・お休み処「あらい」にて


土産・お休み処「あらい」にて



土産・お休み処「あらい」にて



菅沼集落のお土産品です



菅沼集落のお土産品です





  5.五箇山 ”菅沼合掌造り集落” にて(3)



国指定史跡碑と五箇山民俗館を望む



五箇山民俗館を望む
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国指定史跡 越中五箇山「菅沼集落」碑です



菅沼合掌造り集落にて



菅沼合掌造り集落にて
  6.五箇山 ”菅沼合掌造り集落” にて(4)



菅沼合掌造り集落にて



菅沼合掌造り集落にて



菅沼合掌造り集落にて



茅葺屋根のアップです



菅沼合掌造り集落にて



菅沼合掌造り集落、現地案内板です



菅沼合掌造り集落、「塩硝の館」にて



菅沼合掌造り集落にて






  7.五箇山 菅沼合掌造り集落 ”神明社” にて



菅沼集落、「神明社」参道を望む



「神明社」の鳥居です




神明社参道にて 神明社にて、鳥居方面を望む 神明社にて 神明社の鳥居のアップです
       



「神明社」本殿を望む。集落の守り神「神明社」に参拝しました



菅沼集落、「神明社」を望む
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本殿より、鳥居方面を望む





  8.五箇山 菅沼展望広場にて



展望台へ続く道を進みます



展望台付近より、菅沼合掌造り集落を望む



展望台に行くためのエレベータが設置されています



菅沼合掌造り集落を望む



菅展望台付近からの眺めです。「神明社」の鳥居が見えます
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菅沼合掌造り集落を望む。正面は、お食事・お土産「与八」です



集落を取り囲んでいる、庄川を望む



展望台付近より、土産・お休み処「あらい」を望む



菅沼合掌造り集落を望む




  お気に入り写真



菅沼合掌造り集落を望む



おみやげ「かっぱ」、五箇山食べ処ようござった「吾郎平」を望む



菅沼合掌造り集落にて
v


五箇山民俗館を望む



菅沼合掌造り集落にて





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