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[画像]  インド共和国 世界文化遺産  ”ジャンタル・マンタル天文台” 
  
  
  
  
  
  

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”ジャンタル・マンタル天文台” を訪れる (ジャイプル)
 
 ジャンタル・マンタル (Jantar Mantar)
 世界文化遺産
 (2010年登録)
 インド ラージャスターン州
 ジャイプル市(州都)
  (撮影 2014.11.24)
 ジャンタル・マンタル (Jantar Mantar)は、インド・ジャイプルにある天文台(ヤントラ・マンディル)です。天文学者でもあったムガール帝国のマハラジャ、ジャイ・スィン2世によって1728〜1734年に建てられたものです。マハラジャの居城「シティ・パレス」の一角にあります。
 ジャイ・スィン2世は、デリーやヴァラナシなど計5箇所に天文台を建設しています。それらの中でジャイプルのものが最も大きい規模となっています。

 2010年、ユネスコの世界遺産に登録されています。   (ウィキペディアより)
(Size : 1,841KB) 
ジャンタル・マンタル天文台にて(1) ジャンタル・マンタル天文台にて(2)
 


 ”ジャンタル・マンタル天文台” に入場する
 
■ ジャンタル・マンタル天文台、入口を望む ■
ジャンタル・マンタル天文台、内部の様子です(1) ジャンタル・マンタル天文台、内部の様子です(2)
 


 ジャンタル・マンタル天文台 ”大きな日時計”を望む
 
【ジャンタル・マンタル天文台の建造】

 ジャンタル・マンタル天文台のあるジャイプールはインドの北部、デリーの南西にあります。この地を治めていたジャイ・スィン2世によって建設された街です。現実主義者で政治力もあったジャイ・スィン2世は、強大なムガル帝国の保護下に入ることで生き延びる道を選び、ジャイプールを繁栄に導きました。ジャイ・スィン2世は天文学にも造詣が深く、ヨーロッパやペルシャから膨大な書物を集め、天文学の粋を結集して、1728年から居城であるシティパレスの隣に天文台を建設します。
 天文への飽くなき探究心と持てる英知を傾けて建設したジャンタル・マンタルは、現役施設として、280年以上経った今でも利用されています。市民からも愛されたマハラジャ、ジャイ・スィン2世の情熱は今に息づいているようです。
                            
(阪急交通社、インド世界遺産HPより)

■  日時計の仕組みの説明をを受けているところです。現在時刻と日時計の示す時刻差がわかります。当日は19分ぐらいでした  ■
階段の傾斜の先は、北極星を指しているとのことです
日時計を望む 日時計の大理石に刻まれた目盛です。精巧にできていました
  


 ジャンタル・マンタル天文台 ”ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ”を望む 
 
■ ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ(奥の円盤)、手前に見える二つの窪みは、太陽星座器(サンサイン, Sun sign astrology)を望む ■
ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ、裏側の逆傾斜のものとセットになっています
     
  
ナリ・ヴァラヤ・ヤントラのアップです。太陽が北半球または南半球にあることを知ることができるとのことです
 


 ジャンタル・マンタル天文台 ”ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ(12星座の観測器)”を望む
 
ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ (Rashi Valaya Yantra)
自分の星座の運勢を知るための日時計です。星座ごとに 12 種類あります
私の星座、”魚座”の日時計を望む ”魚座”の日時計です。内部には魚の絵が描かれていました
”牡牛座”の日時計です。内部には牛の絵が描かれていました 妻の星座、”牡牛座”の日時計を望む


 ジャンタル・マンタル天文台 ”チャクラ・ヤントラ”を望む
 
子午線通過時間を計測する ”チャクラ・ヤントラ”を望む。後方の大きな建物は、高さ27mの巨大な日時計”サムラート・ヤントラ”です
  
太陽星座器(Sun sign astrology)を望む。
2器セットで太陽が今どの星座にあるかを知る道具とのことです
   
■ 名盤には、”Rama Yantra”と記されています。どういう観測器か・・・ ■
  
名盤です
 


 ジャンタル・マンタル天文台  案内
 
【魔法の仕掛け、ジャンタル・マンタル】
 ジャンタル・マンタルには、サンスクリット語で「魔法の仕掛け」という意味があります。約20の天体観測儀が一見オブジェのように並び、摩訶不思議な光景が広がります。最も目を引くのは高さ27.4mもあるサムラート・ヤントラで、これは2秒単位で時間を計測でき、子午線、天頂距離も測れる観測儀です。20秒単位で時間を測れる小型のラグ・サムラート・ヤントラもありますが、ジャイ・スィン2世は大きいほど正確な数値が得られると信じていたようです。また、ジャイ・スィン2世が発明したラーシ・ヴァラヤ・ヤントラは、それぞれが12の星座を向いた観測儀で、占星家に利用されました。
                          
阪急交通社、インド世界遺産HPより


 
■ 日時計を望む。手前は、”ラグ・サムラート・ヤントラ”という日時計です。後方は高さ27mの巨大な日時計(サムラート・ヤントラ)です ■
ラグ・サムラート・ヤントラは20秒単位の時間計測、サムラート・ヤントラハは2秒単位の時間計測ができるとのことです
  
 ジャイプル市内(ジャンタル・マンタル天文台の近く)の様子です(1)  ジャイプル市内(ジャンタル・マンタル天文台の近く)の様子です(2)
  
  
  
 
Google地図より Google地図より地図より(■カーソルセットで写真表示) Google地図より地図より(■カーソルセットで写真表示)
  
 
           
後   記   
 ジャンタル・マンタル天文台は個人的には大変興味を持った場所でした。各観測器(儀)は何を調べるのか、どうゆう仕掛けになっているのかじっくりと実物を見ながら体験したいと思いました。
 大理石を精巧に加工した円形版、球面体など、さまざまな形をした観測器(儀)は幾何学の分からない自分でも何かものすごいもの(本来は計算されつくされたものとは思うが)と感じられ、製作者の意思と情熱が伝わってきました。興味のない人は何か変な、摩訶不思議な建造物にしか見えないものかもしれません。今から280年も前に造られたことを考えると、インド人の幾何学や数字、プログラム開発力の強さがこの辺にでているのかなと思いました。

 ジャンタル・マンタル天文台の見学は駆け足のように終わってしまったのは残念でした。星座占いにも利用されたという、”ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ”この観測器(儀)を使い次元の超えた占いをしてもらいたいと思いました。これだけでも観光名所になるのでは・・・。

 ジャンタル・マンタル天文台は本当に興味深い場所でした。    
(2015/3/4)

 
ジャンタル・マンタル天文台からは、ジャイプル市北西にあります山上の”ナールガール要塞”が望めました
(■カーソルセットで”ナールガール要塞”がアップします)
 


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