Top
 (multilingual) Ver 13.0-2520L 
  日本語 ・ ENGLISH ・ 中文(簡体) ・ Español  
 
  
( 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 )
  
第1集  世界文化遺産 富士山-芸術の源泉 「(構成資産22)吉田胎内樹型」 を訪れる
  

富士山-信仰の対象、「吉田胎内樹型」入口を望む
  
  


 <世界遺産:富士信仰 *>  21船津胎内樹型   22吉田胎内樹型   23人穴富士講遺跡   24白糸ノ滝   25三保松原



 < Next 23人穴富士講遺跡 > 


 No01


世界文化遺産登録 『 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 』

( 世界文化遺産  2013年  月登録 )


 富士山‐信仰の対象と芸術の源泉(ふじさん - しんこうのたいしょうとげんじゅつのげんせん)は、
 ・荘厳な富士山は、古代から今日に至るまで山岳信仰の伝統を鼓舞し、多様な信仰の対象として崇拝されてきたこと
 ・富士山の図像は、古来から詩、散文などの芸術作品にとって創造的感性の源泉であり続け、葛飾北斎、歌川広重により浮世絵に描かれた富士山の姿は西洋の芸術の発展に影響をもたらしたことが評価され、2013年、文化遺産に登録されました。

構成資産は25資産(一部表示)  ※構成資産一表示へ
     :
  21 船津胎内樹型 (ふなつたいないじゅけい)
 ●22 吉田胎内樹型 (よしだたいないじゅけい)
  23 人穴富士講遺跡 (ひとあなふじこういせき)
  24 白糸ノ滝 (しらいとのたき)
  25 三保松原 (みほのまつばら)
               
(日本の世界遺産 HPより)

 Top1

< 内 容 >

1.世界文化遺産 富士山-信仰の対象 「(22)吉田胎内樹型」を訪れる  
2.「吉田胎内樹型」への入口にて                   
3.吉田「胎内神社」参道にて                     
4.吉田「胎内神社」にて(1)                    
5.吉田「胎内神社」にて(2)                    
6.吉田胎内樹型「入口(本穴)」にて                 
7.吉田「胎内神社」参道を戻る                    
8.「吉田胎内樹型」付近の写真(GoogleMapより)          


 Top1へ
  1.世界文化遺産 山梨県富士河口湖町 「(構成資産7)河口浅間神社」に参拝する
 吉田胎内樹型
  (よしだたいないじゅけい)
 世界文化遺産
 「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」
 として2013年6月登録 

 山梨県
 南都留郡富士河口湖町
 (撮影 2017.03.19)
 (作成 2023.08.24)

 吉田胎内樹型 (よしだたいないじゅけい)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にあります国の天然記念物です。いまから1000年以上も前の937(承平7)年の富士山の噴火の際に流出したとされる溶岩流の東端に形成されました。いくつもの樹木が重なり合って複雑な樹型を作り、それの形ゆえに女性の胎内に例えられ、胎内信仰に繋がっていきました。吉田胎内は富士山を訪れた修行者たちから祈りの対象となり、富士講の講者や御師たちによって守られてきました。現在も一年に一度、吉田胎内祭が開かれています。
 また、周囲に点在する60以上の樹型を含めた吉田胎内樹型群として、国の天然記念物に指定されています。なお内部は非公開となっています。
             
(富士の国やまなし観光ネットサイトより) 
(Size : 59,540KB) 「吉田胎内樹型」、胎内神社の鳥居を望む 「吉田胎内樹型」入口を望む。非公開のため閉じられています
google地図より(■カーソルセットでMap表示)
クリックでGoogle Mapが表示されます





 Top1へ
  2.「吉田胎内樹型」入口にて  




「吉田胎内樹型」への入口を望む。見えているのは「胎内神社」の鳥居です



「吉田胎内樹型」への入口は、県道707号線沿いに架かる階段です。この階段を登って行きます



吉田「胎内神社」の最初の鳥居です
< 溶岩樹型について > 
 溶岩樹型とは、溶岩が流れ下る際に樹木を取り込んで固化し、燃えつきた樹幹の跡が空洞として遺存した洞穴を「溶岩樹型」と言います。
 そのうち、内部の形態が人間の内臓を刳り抜いた胎内に似たものが「御胎内」と呼ばれて信仰の対象となり、「胎内巡り」と称して洞内を巡る信仰行為が行われるようになったとのことです。

 吉田胎内樹型(及び船津胎内樹型)は、その代表的な事例であったとのことです。 両者は吉田口登山道に近接して存在したことから、多くの富士講信者によって重視され、一連の霊地として位置付けられた。胎内巡りを行う富士講信者は、登拝の前日に「御胎内」を訪れ、洞内を巡って身を清めました。その後、御師住宅に戻って、翌日の登拝に備えたとのことです。

             
(富士の国やまなし観光ネットサイト及び文化遺産オンラインより) 
 
  【 吉田胎内樹型跡」概要 】





「吉田胎内樹型」の入口を望む

「吉田胎内樹型」入口の隙間より、内部を覗いた所です

吉田「胎内神社」の参道にて

胎内神社にて、天然記念物「吉田胎内樹型」碑を望む

「吉田胎内樹型」入口前より、胎内神社参道を望む

胎内神社、天然記念物「吉田胎内樹型」碑にて



吉田「胎内神社」参道にて
 





 Top1へ
  3.吉田「胎内神社」参道にて 



吉田「胎内神社」参道を進む。距離は短いがハイキング道の感じです



参道にあります「吉田胎内樹型」への案内板です



吉田「胎内神社」参道にて



吉田「胎内神社」参道にて
 Top1へ
  4.吉田「胎内神社」にて(1) 



吉田「胎内神社」参道にて、天然記念物「吉田胎内樹型」碑を望む



天然記念物「吉田胎内樹型」碑にて



吉田「胎内神社」にて、「吉田胎内樹型」入口を望む



天然記念物「吉田胎内樹型」碑を望む



吉田「胎内神社」にて



国指定天然記念物「吉田胎内樹型」現地説明板です。◆カーソルセットで拡大表示します
   





 Top1へ
  5.吉田「胎内神社」にて(2)



吉田「胎内神社」、「吉田胎内樹型」入口を望む



吉田「胎内神社」にて


 
吉田「胎内神社」にて



吉田「胎内神社」にて



吉田「胎内神社」にて
 、
 Top1へ
  6.吉田胎内樹型「入口(本穴)」にて 



吉田「胎内神社」にて、「吉田胎内樹型」入口を望む



「吉田胎内樹型」入口を望む



「吉田胎内樹型」入口の隙間より、内部を覗いたところです。
洞穴内には、浅間大神の化身であり富士山の祭神である「木花開耶姫」が祀られているとのことです。




「吉田胎内樹型」内部の様子です。人の内臓(胎内)を思わせる様な空洞が続いています。
溶岩樹型は、生命の起源となる母胎の臓器にも似ていることから、やがて安産祈願の対象ともなっていました。




吉田「胎内神社」、「吉田胎内樹型」入口にて
 





 Top1へ
  7.吉田「胎内神社」参道を戻る



「吉田胎内樹型」入口より、吉田「胎内神社」境内を望む



天然記念物「吉田胎内樹型」碑前より、参道を望む
     【 後  記 】

 吉田胎内樹型については、世界遺産登録の構成遺産ということで初めて知りました。どういうものなのか調べてみましたが思いのほか情報が少なく、興味深々で訪れました。
 訪れたころは、県道の脇に1本の階段があり、その先に鳥居が見え、案内板など見つけられず、多少不安を感じながら階段を上って行きました。
 階段上の鳥居から胎内樹型の入口までは、雑木林の中10分ほどの道のりで、当日は人影は無く誰とも会うことはありませんでした。鳥居には「胎内神社」と書かれており、雑木林に囲まれたハイキング道は神社の参道であることを改めて感じさせられました。また参道の先には国指定天然記念物「吉田体内樹型」碑と新しい「国指定天然記念物 吉田胎内樹型」説明版があり、素朴な神社、歴史跡であると感じました。

 ここは霊地として多くの富士講信者などが集まり、胎内巡りや富士山登拝が行われていた場所と思えば考え深いところと思いました。ただ現在は胎内樹型の入口がぽつんとあり、静かで本当に素朴なところと思いました。

 毎年4月29日、「吉田胎内祭」開かれ、この日は胎内樹型が一般公開され途中までですが胎内巡りができるとのこと、この日に訪れて見るのも良いかと思いました。   
(2023.08.28)





吉田「胎内神社」参道にて



吉田「胎内神社」参道にて、県道707号線への降り口です






 No01へ
  8.富士山-「信仰の対象と芸術の源泉」の一覧及び「吉田胎内樹型」付近の写真(GoogleMapより)
     (富士山-「信仰の対象と芸術の源泉」の一覧)


世界文化遺産登録 『 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 』

( 世界文化遺産  2013年  月登録 )



 富士山‐信仰の対象と芸術の源泉(ふじさん - しんこうのたいしょうとげんじゅつのげんせん)は、
 ・荘厳な富士山は、古代から今日に至るまで山岳信仰の伝統を鼓舞し、多様な信仰の対象として崇拝されてきたこと
 ・富士山の図像は、古来から詩、散文などの芸術作品にとって創造的感性の源泉であり続け、葛飾北斎、歌川広重により浮世絵に描かれた富士山の姿は西洋の芸術の発展に影響をもたらしたことが評価され、2013年、文化遺産に登録されました。

構成資産は次の25資産
  1 富士山域 (ふじさんいき)
    1-1 山頂の信仰遺跡群 (さんちょうのしんこういせきぐん)
    1-2 大宮・村山口登山道(現富士宮口登山道)(おおみや・むらやまぐちとざんどう(げんふじのみやぐちとざんどう))
    1-3 須山口登山道(現御殿場口登山道)(すやまぐちとざんどう
(げんごてんばぐちとざんどう)
    1-4 須走口登山道 (すばしりぐちとざんどう)
    1-5 吉田口登山道 (よしだぐちとざんどう)
    1-6 北口本宮冨士浅間神社 (きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)
    1-7 西湖 (さいこ)
    1-8 精進湖 (しょうじこ)
    1-9 本栖湖 (もとすこ)
  2 富士山本宮浅間大社 (ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
  3 山宮浅間神社 (やまみやせんげんじんじゃ)
  4 村山浅間神社 (むらやませんげんじんじゃ)
  5 須山浅間神社 (すやませんげんじんじゃ)
  6 冨士浅間神社(須走浅間神社)(ふじせんげんじんじゃ
(すばしりせんげんじんじゃ)
  7 河口浅間神社 (かわぐちあさまじんじゃ)
  8 冨士御室浅間神社 (ふじおむろせんげんじんじゃ)
  9 御師住宅(旧外川家住宅) (おしじゅうたく
(きゅうとがわけじゅうたく)
  10 御師住宅(小佐野家住宅) (おしじゅうたく
(おさのけじゅうたく)
  11 山中湖 (やまなかこ)
  12 河口湖 (かわぐちこ)
  13 忍野八海(出口池)(おしのはっかい(でぐちいけ))
  14 忍野八海(お釜池)(おしのはっかい(おかまいけ))
  15 忍野八海(底抜池)(おしのはっかい(そこなしいけ))
  16 忍野八海(銚子池)(おしのはっかい(ちょうしいけ))
  17 忍野八海(湧池) (おしのはっかい(わくいけ))
  18 忍野八海(濁池) (おしのはっかい(にごりいけ))
  19 忍野八海(鏡池) (おしのはっかい(かがみいけ))
  20 忍野八海(菖蒲池)(おしのはっかい(しょうぶいけ))
  21 船津胎内樹型 (ふなつたいないじゅけい)
 ●22 吉田胎内樹型 (よしだたいないじゅけい)
  23 人穴富士講遺跡 (ひとあなふじこういせき)
  24 白糸ノ滝 (しらいとのたき)
  25 三保松原 (みほのまつばら)


 登録地域の面積は、構成資産 20,638ヘクタール、それを保護する緩衝地帯 49,376ヘクタール。

<霊峰富士として多様な信仰の対象して崇拝されてきた富士山>
 富士山は、その圧倒的な存在感から畏敬の念をおこさせ、霊峰富士として古来から多様な信仰の対象として崇拝されてきました。平安時代初期には富士山の噴火を鎮めるため浅間神社が建てられ、平安時代後期には修験道の道場になりました。室町時代には登山道が開かれ登拝する山として庶民に親しまれ、江戸時代には信徒組織・富士講が組織されるようになりました。現在でも多くの登山者が訪れています。

<芸術の源泉となり西洋の芸術作品にも影響を与えた富士山>
 富士山は芸術の源泉となり万葉集や日本最古の物語とされる竹取物語をはじめ数多くの和歌・物語など文学の題材になりました。 室町時代には富士山を題材とした絵画作品が多数描かれ、江戸時代には文学、絵画、工芸、庭園等のモチーフとして多岐にわたって取り上げられています。
特に葛飾北斎、歌川広重により描かれた浮世絵は、西洋の芸術家の作品にも影響を与え、富士山の荘厳な形姿を世界に知らしめています。

   田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける   山辺赤人 (万葉集)

<富士山の姿は特に美しい>
 富士山のような姿をした成層火山で世界遺産に登録されているのは、カムチャッカ火山群(ロシア)、トンガリロ国立公園(ニュージーランド)、エオーリエ諸島(イタリア)などがあります。古富士火山と新富士火山の2世代にわたる噴火活動によって形づくられた円錐型のなだらかな富士山の姿は特に美しいといわれています。       
(日本の世界遺産 HPより)


   (「吉田胎内樹型」付近の写真(GoogleMapより))

GoogleMapより、「吉田胎内樹型」付近の写真です。◆クリックでGoogleMapが表示されます




 < Next 23人穴富士講遺跡 > 

 <世界遺産:富士信仰 *>  21船津胎内樹型   22吉田胎内樹型   23人穴富士講遺跡   24白糸ノ滝   25三保松原
  
  




Topへ





  
  
  
    Home  Back
  
Copyright (c) e-aruki All Right Reserved by Xinku Yingxing 無断転載禁止