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( 日 本 ) | ||||
世界文化遺産 ”富士山-信仰の対象と芸術の源泉” を訪れる | ||||
(24) 国の天然記念物、”白糸の滝”を望む | ||||
世界文化遺産登録 ”富士山-信仰の対象と芸術の源泉” (世界遺産(17) 2013年登録) |
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富士山‐信仰の対象と芸術の源泉(ふじさん - しんこうのたいしょうとげんじゅつのげんせん)は、 ・荘厳な富士山は、古代から今日に至るまで山岳信仰の伝統を 鼓舞し、多様な信仰の対象として崇拝されてきたこと ・富士山の図像は、古来から詩、散文などの芸術作品にとって 創造的感性の源泉であり続け、葛飾北斎、歌川広重により浮 世絵に描かれた富士山の姿は西洋の芸術の発展に影響をもた らしたことが評価され、2013年、文化遺産に登録されました。 構成資産は次の25資産 1 富士山域 (ふじさんいき) 1-1 山頂の信仰遺跡群 (さんちょうのしんこういせきぐん) 1-2 大宮・村山口登山道(現富士宮口登山道) (おおみや・むらやまぐちとざんどう(げんふじのみやぐちとざんどう)) 1-3 須山口登山道(現御殿場口登山道) (すやまぐちとざんどう(げんごてんばぐちとざんどう)) 1-4 須走口登山道 (すばしりぐちとざんどう) 1-5 吉田口登山道 (よしだぐちとざんどう) 1-6 北口本宮冨士浅間神社 (きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ) 1-7 西湖 (さいこ) 1-8 精進湖 (しょうじこ) 1-9 本栖湖 (もとすこ) 2 富士山本宮浅間大社 (ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ) 3 山宮浅間神社 (やまみやせんげんじんじゃ) 4 村山浅間神社 (むらやませんげんじんじゃ) 5 須山浅間神社 (すやませんげんじんじゃ) 6 冨士浅間神社(須走浅間神社)(ふじせんげんじんじゃ(すばしりせんげんじんじゃ)) 7 河口浅間神社 (かわぐちあさまじんじゃ) 8 冨士御室浅間神社 (ふじおむろせんげんじんじゃ) 9 御師住宅(旧外川家住宅) (おしじゅうたく(きゅうとがわけじゅうたく)) 10 御師住宅(小佐野家住宅) (おしじゅうたく(おさのけじゅうたく)) 11 山中湖 (やまなかこ) 12 河口湖 (かわぐちこ) 13 忍野八海(出口池)(おしのはっかい(でぐちいけ)) 14 忍野八海(お釜池)(おしのはっかい(おかまいけ)) 15 忍野八海(底抜池)(おしのはっかい(そこなしいけ)) 16 忍野八海(銚子池)(おしのはっかい(ちょうしいけ)) 17 忍野八海(湧池) (おしのはっかい(わくいけ)) 18 忍野八海(濁池) (おしのはっかい(にごりいけ)) 19 忍野八海(鏡池) (おしのはっかい(かがみいけ)) 20 忍野八海(菖蒲池)(おしのはっかい(しょうぶいけ)) ●21 船津胎内樹型 (ふなつたいないじゅけい) ●22 吉田胎内樹型 (よしだたいないじゅけい) ●23 人穴富士講遺跡 (ひとあなふじこういせき) ●24 白糸ノ滝 (しらいとのたき) ●25 三保松原 (みほのまつばら) 登録地域の面積は、構成資産 20,638ヘクタール、それを保護する緩衝地帯 49,376ヘクタール。 <霊峰富士として多様な信仰の対象して崇拝されてきた富士山> 富士山は、その圧倒的な存在感から畏敬の念をおこさせ、霊峰富士として古来から多様な信仰の対象として崇拝されてきました。 平安時代初期には富士山の噴火を鎮めるため浅間神社が建てられ、平安時代後期には修験道の道場になりました。室町時代には登山道が開かれ登拝する山として庶民に親しまれ、江戸時代には信徒組織・富士講が組織されるようになりました。現在でも多くの登山者が訪れています。 <芸術の源泉となり西洋の芸術作品にも影響を与えた富士山> 富士山は芸術の源泉となり万葉集や日本最古の物語とされる竹取物語をはじめ数多くの和歌・物語など文学の題材になりました。 室町時代には富士山を題材とした絵画作品が多数描かれ、江戸時代には文学、絵画、工芸、庭園等のモチーフとして多岐にわたって取り上げられています。 特に葛飾北斎、歌川広重により描かれた浮世絵は、西洋の芸術家の作品にも影響を与え、富士山の荘厳な形姿を世界に知らしめています。 田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける 山辺赤人 (万葉集) <富士山の姿は特に美しい> 富士山のような姿をした成層火山で世界遺産に登録されているのは、カムチャッカ火山群(ロシア)、トンガリロ国立公園(ニュージーランド)、エオーリエ諸島(イタリア)などがあります。古富士火山と新富士火山の2世代にわたる噴火活動によって形づくられた円錐型のなだらかな富士山の姿は特に美しいといわれています。 (日本の世界遺産 HPより) |
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