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[画像]  世界文化遺産 メンフィスとその墓地遺跡 ダハシュール スネフェル王の”屈折ピラミッド・赤のピラミッド” を訪れる

スネフェル王の屈折ピラミッドを望む
  
  
  
 
 


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世界文化遺産登録 ”メンフィスとその墓地遺跡 ”
- ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯 -

( 世界遺産  1979年  月登録 )

 ピラミット地帯の世界遺産の見どころはやはり「ギザの三大ピラミッド」でしょう。ギザの三大ピラミッドとはクフ王のピラミッド・カフラー王のピラミッド・メンカウラー王のピラミッドを指しています。

 上記の他にも、ジェセル王の階段ピラミッド・ペピ1世のピラミッド・メルエンラー1世のピラミッド・スネフェル王の赤いピラミッド・スネフェル王の屈折ピラミッドと、数々のピラミッドがこの世界遺産に含まれています。

 ギザ
   〇1.クフ王のピラミッド
   2.カフラー王のピラミッド
    3.メンカウラー王のピラミッド
 ダハシュール
   4.スネフェル王の赤いピラミッド
   5.スネフェル王の屈折ピラミッド
 サッカラ
   6.ジェセル王の階段ピラミッド
    7.メルエンラー1世のピラミッド
    8.ペピ1世のピラミッド
1979年、世界遺産に登録されました。

<ギザの三大ピラミッド>

1.クフ王のピラミッド(ギザの大ピラミッド)
 クフ王のピラミッドはクフ王の墳墓として20年かけて建てられたピラミッドです。クフ王のピラミッドは、古代のエジプト史上を見ても最大級のピラミッドです。このいわゆる”ピラミッドの形”で作ったのはクフ王が最初でした。世界の七不思議で唯一現存する建造物でもあります。

2.カフラー王のピラミッド
 ギザの三大ピラミッドのうちクフ王のピラミッドに次いで2番目の大きさを誇るカフラー王のピラミッドですが、クフ王のピラミッドより高い台地に建てられているため、人の目には一番高く見えます。あの有名なスフィンクスはこのピラミッドを守るように建っています。

3.メンカウラー王のピラミッド
 ギザの三大ピラミッドのうち、最も小さく、他の2つのピラミッドと比較して、長さで半分、体積で8分の1ほどの大きさです。北面には大きな傷がありますが、これは破壊に失敗した痕だといわれています。

<他のピラミッド>

4.スネフェル王の赤いピラミッド
 ピラミッドの大きさは、高さが104m、底辺が218m×221m。勾配は43度と緩やかなつくり。エジプトのピラミッドの中では、クフ王とカフラー王のピラミッドに次いで3番目の大きさになります。壁面が二等辺三角形になっており、これが最初の真正ピラミッドともいわれています。

5.スネフェル王の屈折ピラミッド
 屈折ピラミッドは、その独特な外観が特徴です。高さは105m、底辺は189mですが、傾斜が途中で変わっており、上部は43度、下部は54度となっています。そのため、屈折ピラミッドと呼ばれているのです。

6.ジェセル王の階段ピラミッド
 階段ピラミッドは、その名の通り階段状になっており、段数は6段あります。高さは62m、東西は125m、南北は109mあり、底面は長方形です。地下28mの所には地下室が掘ってあり、玄室や回廊が作られました。

7.メルエンラー1世のピラミッド
 サッカラにあるメルエンラー1世のピラミッドは、父ペピ1世のピラミッドと同様にかなり崩壊してしまっています。かつては高さ約52.5m、一辺は約78mあり、勾配は53度であったそうです。

8.ペピ1世のピラミッド
 ペピ1世も歴代ファラオと同様にピラミッドを建設しましたが、現在はほとんど崩れてしまっており、ピラミッドの形を成していません。彼のものだけでなく、第6王朝のピラミッドは崩れてしまったものが多いようです。


                   (世界遺産オンラインガイド HPより)


                                  ●印は、写真の掲載があります
 
 1.ダハシュール スネフェル王の”屈折ピラミッド・赤いピラミッド” を訪れる
 スネフェル王の屈折ピラミッド
 スネフェル王の赤いピラミッド
 (すねふぇるおうのくっせつぴらみっど)


 世界文化遺産 「メンフィスとその墓地遺跡」
 (1979年登録)
 エジプト ギザ県庁アルギザ砂漠 ダハシュール
 (撮影 2016.11.25)
 (作成 2021.01.17)
 屈折ピラミッド(Bent Pyramid)とは、エジプトのダハシュールにある古代エジプト・古王国時代第4王朝のファラオでクフ王の父でもあるスネフェル王のピラミッドです。三大ピラミッドなどと共にメンフィスとその墓地遺跡として世界遺産に登録されています。

 ピラミッドは、高さ105m、底辺189mです。特徴的なのは屈折ピラミッドの名のとおり途中で傾斜角度が変わっていることです。下部は54度27分、上部は43度22分となっています。下側は崩れるのを防ぐために石は内側に向けて斜めに積まれていて、上側は平積みにしています。この理由については、同時期に同じ工法で建築されていた「崩れピラミッド」が完成直後に崩壊し、下側で使用した工法でこのまま建設を続けると、同じように崩壊する可能性が指摘され、途中から工法を変更したとされています。

 1965年を最後にピラミッド内部公開禁止されていましたが、2019年、一般観光客への公開が再開されています。     (ウィキペディアより)  
(Size : 17,156KB) スネフェル王の屈折ピラミッドを望む スネフェル王の赤いピラミッドを望む
  





 2.ダハシュール ”スネフェル王の屈折ピラミッド・赤いピラミッド” を望む
 



スネフェル王の屈折ピラミッドを望む


屈折ピラミッド、駐車場から見て左面下部、ピラミッド入口です ピラミッド、駐車場から見て右面下部です



スネフェル王の赤いピラミッドより、スネフェル王の屈折ピラミッド(左側後方)を望む
< 屈折ピラミッドはなぜ傾斜が変化しているのか > 

 傾斜が変化している理由には諸説あり、
  ①勾配が急すぎて危険であるため変更した
  ②工事中に王が病に倒れたため、急いで完成しようと高さを低くした
などと言われています。
一方、これが完成形であり、傾斜の違いは上エジプトと下エジプトの統一を意味しているという説もあります。上下エジプトとは地域名ですが、王朝が上下に分かれて立てられ、勢力争いをすることもありました。上エジプトはカイロ南部からアスワン周辺のナイル川流域で、下エジプトはカイロ南部からアレクサンドリア付近のデルタ地帯を指します。

 スネフェル王はクフ王の父にあたります。共に世界遺産となった赤いピラミッドのほか、崩れピラミッドなど多くのピラミッドを建造しました。治世についてはほぼ不明ですが、彼の後の王たちが巨大なピラミッドをいくつも建造していることから、政治的には安定していたのではないかと推測されています。
                               (世界遺産オンラインガイドより)





屈折ピラミッドを望む






駐車場より、赤いピラミッドを望む




ダハシュールへの入場券です 屈折ピラミッドを望む 赤いピラミッドより、左側後方屈折ピラミッドを望む 赤いピラミッドを望む
       
Google地図より Google地図より(■カーソルセットで写真表示) Google!地図より(■カーソルセットで写真表示)
◆クリックでGoogleストリートビューと 360° ビューが表示されます
   
  ( 後 記 )  
       
   ダハシュールの住所を調べたところ、エジプトギザ県庁アルギザ砂漠となっていました。草木一本も見えない広い砂漠のなかにピラミッドがポツンポツンと見えていました。その中の一つに屈折ピラミッドがありました。

 屈折ピラミッドは、下部部分と上部部分の破損が激しく、特に下部部分の周りは大なり、小なり崩壊していました。巨石がむき出しでゴロゴロしていて、日本では立入禁止になりそうな感じがしました。しかし、ピラミッド内部の石積の構造が良く見え、個人的にはいい物を見せてもらった感じでした。
 また、外装石の美しさにもビックリさせられました。上部など一部剥げ落ちていましたが、積み上げるだけでも大変なのに外装面を綺麗に揃え積み上げられていることは、日本の城の石垣にもない凄い技術あったのだろうと感じさせられました。
 3800年前に造られたものとは、思えない美しさと凄さのあるピラミッドと思いました。          (2021.01.17)

 
     



屈折ピラミッドを望む



googleマップからの画像です。googleマップからコピーしました
■ 画像クリックでgoogle Map3Dが表示します ■
 





  3.スネフェル王の”屈折ピラミッド”にて(1)



スネフェル王の屈折ピラミッドです



屈折ピラミッド、頂上部を望む。表面の外装石が剥がれているのが良くわかります




屈折ピラミッド、中間部のアップです






屈折ピラミッド、駐車場から見て右下の様子です。だいぶ崩壊していました
 、
  4.スネフェル王の”屈折ピラミッド”にて(2)



駐車場から見てピラミッドの左面です




ピラミッドのコーナー部分のアップです。外装石面と崩壊部分を望む。崩壊防止のため補強されています






ピラミッド入口を望む。現在は、入場禁止になっています。
(2019年7月14日、54年ぶりに屈折ピラミッド内部の一般公開が再開されました)



駐車場から見てピラミッドの左面下部のアップです
   





 5.スネフェル王の”屈折ピラミッド”にて(3)



ピラミッドでは、崩落の巨石の中で記念写真を撮っていました。上部の補強にはビックリです



ピラミッドの巨石にて



ピラミッドの巨石の中です
 
 6.スネフェル王の”屈折ピラミッド”にて(4)



屈折ピラミッドの石積の様子です



ピラミッド外装石の剥がれた石積みのアップです



ピラミッドの崩壊部分を望む。左側の外装石部分が綺麗な直線となっています




ピラミッド、外装石の様子です。当時の技術の高さがうかがわれます。見事です






ピラミッドの最下部の石積みです




ピラミッドの最下部の石積みです。後方に見えるピラミッドは「黒のピラピッド」です






赤のピラミッドを望む。広大な砂漠が続いています
 






 7.スネフェル王の”赤いピラミッド”にて(1)



屈折ピラミッドより、赤のピラミッドを望む




赤のピラミッドを望む






スネフェル王の赤いピラミッド、正面より望む
 




赤いピラミッド、入口のアップです






正面左側部分のアップです
 


 
ピラミッド正面のアップです。入口までの道筋です
 




赤のピラミッド石積のアップです






赤のピラミッドの石積です。屈折ピラミッドとは随分と違い、風化が進んでいました
 



赤のピラミッドの観光客です。車が3台だけでほとんどいませんでした






 8.スネフェル王の”赤いピラミッド”にて(2)



赤のピラミッドを望む



ピラミッドの二人の現地係員です。バギーカーで移動しているようです
ピラミッド内部は公開されていましたが、入りませんでした
 



ピラミッド入口付近の様子です




  お気に入り写真



階段ピラミッドを望む 



階段ピラミッドの下部です 




赤のピラミッドです。後方左側は屈折ピラミッドです






階段ピラミッド前にて、左側後方が駐車場です



「黒ピラミッド」を望む。今から3800年前の第12王朝の通称アメンエムハト3世( 1860 - 1814 BC)のピラミッドです





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